動画の中で上を向いていると解説者の岩本勉さんが指摘しています。これはボクも同じことを思ってます。バックネット裏のカメラからみると、カメラ目線に見えてしまいます。
【イップス疑惑?】田中正義投手が復活するには
こういう目線の投手はほぼ見かけないので、制球にはなんらかの悪影響があると思ってます。
おそらくこのままの顔を状態で投げていくので高めに浮くのだと思います。
ボクが同じようなクセのあるアマチュア選手にアドバイスをするとしたら、過去の記事のようなアドバイスになります。
↓
意外と気にしていない投手も多いのですが、この時の姿勢はめちゃくちゃ大事です。
実際に指導してみるとバランスが良くなりコントロールが安定してくることが多いです。
右投手だと、左肩とアゴの間隔が空きすぎていると制球に悪影響が出てきます。
記事のような姿勢だと、打者方向に向かっていくラインのイメージもしやすくなるとの感想もありました。
田中正義 上を向くクセはなぜ?
上を向くのは、右足重心すぎるからです。
四死球を連発したことのある投手は、気が付かないうちに不安感から軸足側に重心が寄ってしまいます。
まずは
身体の中心に重心がくるように左右均等に立たなくてはいけません。
田中投手の投球は横からの映像がないのでわかりにくいですが、8:2くらいで右足重心になっているのだと思います。軸脚に乗せようと意識しすぎる場合もこういう体勢になりがちです。
【イップス?】根尾投手も同じ傾向にあります。
他にもコントロールで苦しんでいる選手は同じ特徴がみられます。
根尾投手がイップスではないかと話題になっていましたが、直すところは明確です。
根尾投手、バッティングピッチャーで苦しんでるようですね。
— darago (@darago777) 2023年2月19日
左足を速くベルトまで上げられないタイプはL字ネットがあると苦労します。
軸足側に重心が偏りすぎると、反対の足が速く挙げられません。
速く挙げて、一瞬止まる。
コレがマジで大事。
根尾投手は左脚の上げ方にメリハリがありません。これは軸足重心になり過ぎている証拠なんですね。特にバッティングピッチャーをネット付きでやると、ネットの圧迫感から軸脚重心になりやすいので注意しましょう。
イメージはヘソの位置を変えないように脚を上げるとアドバイスすると割と改善されてきます。
根尾投手の場合はつま先重心すぎになっています。
足の裏全体で立てなければバランスよく重心移動はできません。母指球でも前すぎるタイプなんだと思います。
あとは、ちゃんとプレートを「壁」にすること。適当に置いているようにみえます。
右側に偏りがちになるのを避けるためにおすすめなのが、過去記事(【サイン交換】良いピッチャーはこうする。 - ダラゴーのラクガキノート)のような構えをしてバランスを整えましょう。
イップス気味の選手には特に有効なので、ぜひ参考にしてみてください。
まだまだ直すところが多くて大変ですが、修正点としては分かりやすいので覚醒するのもそう難しくはないと思っています。
(参考)YouTubeのコメントにもありますが、左足のつま先がキャッチャーの方を向いていません。これを直すときにボクがするアドバイスは、着地した足の「つま先で相手を見る」ということです。このアドバイスが着地のときに膝が割れる選手に対しては一番有効でした。
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