3年目あたりまではコントロールも悪くはなかったのですが、4,5年目あたりから制球難に陥っていきました。
なかなか復活することができずに、プロ野球ファンとしてはもどかしいですね。
ただ、修正点は明確なので復活するのは割と簡単だと思います。
この記事は、
に役に立つ内容となっております。
藤浪晋太郎投手がノーコンになった理由はインステップを修正したから。
制球難になった原因は簡単で
インステップを修正しようとしたから。
一般的にはインステップは悪と言われていますが、ぼくは別に問題ないという認識です。
なぜインステップはダメなのでしょうか??
怪我や故障につながるとかいう理由らしいですが、全く意味がわかりませんね笑
そんなデータどこを探しても出てきません。
自然に投げててそうなるのなら、全く負担になんかなりませんからね。
ましてや藤浪晋太郎投手はインステップ時代に故障が多かったわけでもありませんし、それまで普通に投げられていたのですから修正する必要なんてありませんでした。
インステップ(アウトステップも)を直そうとすると高確率で失敗します。
インステップを直そうとして信じられないほど投げられなくなった選手をよくみてきたので、意識的に変える事柄ではないと思います。
ピッチャーを指導するときは足の挙げ方については指導しますが、着地足に関しては膝が割れているかどうかをチェックするだけです。
着地位置は、原因となる箇所のトレーニングをしていたら自然と変わっていた。というのが理想です。
そもそも、着地足を直すのではなく軸脚の使い方を変えなければいけません。
インステップになる原因は軸脚の使い方にあって、着地足は結果に過ぎないからです。結果を無理にいじろうとするとおかしくなるに決まっていますよね。
藤浪晋太郎投手が、なぜインステップしても投げられていたのかというと、
着地脚がしっかりと固定されていたからです。
膝が割れるよりは1,000倍はマシなので、気にせずガンガンとインステップをしていきましょう。
なぜ修正しようとしたのかや本人は納得していたのか聞いてみたいですね。
むしろ一般的に良くないのはアウトステップ
アウトステップをしてもうまく投げられているのなら修正する必要はありませんが、技術的にはレベルが高いです。よほど自信がない限り挑戦はしないほうが良いと思います。
アウトステップをする投手は、阪神の西勇輝投手や巨人の菅野智之投手ですが、足腰は相当強いように見受けられます。
アウトステぷのメリットとしては、膝が割れにくいこととシュート系のボールが効果的に使え、横幅を持った投球ができること。
大学や社会人レベルなら思い切ってアウトステップに挑戦してみても良いですが、それ以外の段階ではやめておいたほうが良いと思います。
インステップの投手が、ステップを変えると膝が割れる
さて、藤浪晋太郎投手ですが
最近の映像を見る限り高校時代よりインステップをしなくなっています。
その代償として、着地した脚の膝が割れてしまっています。
藤浪晋太郎投手は、過去に「リリースの時の感覚がない」とコメントしていますが、着地脚の固定ができていないことが原因です。
ですので、この感覚を脱するのには思いっきりインステップをしてみましょう。
手っ取り早いのが、この方法です。
インステップのメリットは膝が割れにくくなることです。
アウトステップも膝は割れにくくなりますが、藤浪晋太郎投手の脚の上げ方と下ろし方からすると動きが大きくなりすぎるので、アウトステップは合わないと思います。
この数年は、まっすぐの位置に着こうとしているため膝は割れてしまっています。
インステップを直したことで、軸足の使い方も変わってしまったと思われます。
良かった頃は、どんだけ軸足の粘りあるんだよって感じだったのが、今は昔ほどなくなっていますからね。(テレビ中継のホーム側の画面から軸脚のスパイクの裏が見えるくらい粘れていた。)
また、膝が割れているのは、頭の位置が左側に流れていることも原因です。
指導者の方は、ここであげたポイントをチェックしてみてください。
コントロールが悪い人必読。軸足の使い方・プレートの使い方(おさらい)
プレートの使い方、軸足の置き方に対する意識が希薄なところがみて取れます。
軸足を固定したら1mmも動かしてはいけません。
外側に少しでも体重がかかってはいけません。
また、セットから投げる時の軸足を見てください。
地面から完全に足が浮いてしまっていますからね。
まぁ、超基本的なことですが、気にしない人は全く気にしていないので
指導者の方は必ずチェックしましょう。
とりあえず、「インステップに戻す」だけでも制球は元に戻る可能性はあるので今後を楽しみにしていきたいと思います。
終わりに
軸脚以外にも観るべきポイントはまだありますが、別のポイントもあります。
軸脚の使い方は、15分もあれば直せますので早めに直してほしいですね。
(追記)軸脚以外の技術についても書きました。ぜひイップスかもなと思う方は読んでみてください。